それが、まんじ。

“それが、だいじ”なのではなく。manjiman brothers bandの個人的な見解。

コーチングとは?

もう、ラグビーの話ばっかだな。

しかし、弱小JAPANが巨像南アを成敗したのは、

まさにアリが像を倒したようなもの。

エディのコーチングの賜物だよね。

そのエディの本も読んだ。

 

俺は遠い昔、高校ラグビー部時代を思い出した。

今からみれば、キツい練習も先輩の理不尽な要求もすべていい思い出。

であることは間違いないのだが、いつも人生でもし時計の針を戻せるなら、

間違いなく高校のラグビー部を選ぶね。

監督は今でこそ、感謝しているけれども、当時はもう何がしたいねん!

というものだった。

怒鳴る、蹴る、全員の前で名指しで叱りつける。

メンバーも今もって交流があるけど、試合中はチームとして機能していたかといえば、

決してそんなことはない。

バックスがノックオンすれば、FWから「なにやってんだよ!」と罵声が

浴びせられる。どのチームもFWは地味だが仕事量が多いとされているため、

せっかくのマイボールを簡単にポロリするバックスが許せないのだ。

 

ただ、ミスに対して「何やってんだよ!」が一番こたえる。

ミスをしない人はいない。

監督もミスには決して寛容な人ではなかった。

時代もあるのかもしれないけれど、全員に同じコーチング、マネジメントが

なされた。いや、当時はコーチング、マネジメントなんて概念すらなかった。

監督というか先生だし(笑

我々は次第に自信を失い、仲間を信じきれず、とにかくミスしないように

ミスしないようにと動くようになった。

青春の大部分を投じたはずの3年間にである。

試合があるたびに、よっしゃー!試合だ!!となることは皆無で、

思うことはミスったらやだな、だ。ボール、こっちに来るなよ、と。

 

それでも部活を辞めなかったのは、

辞めてもたいしてやることがない(笑

途中で投げ出したくない

くらいのことだった。

 

エディは日本の指導方針には大いに疑問を感じているという。

特にラグビーは、ご存知のとおり監督はスタンドにいる唯一のスポーツだ。

ゲームがはじまったらすべて選手の判断に委ねられる。

しかし、高校ラグビーの練習試合は学校の校庭だ。

監督はすぐそこにいる。

ペナルティをとってさあどうするか、というときに

「狙えー!狙え狙えー!」と飛んでくる。

フルバックをやっていた際、突然後ろからケツ蹴りを食らったこともある。

試合中にも関わらず。

 

機会があったら聞いてみたい。

あなたはチームをどうしたかったのか。

当時の自分には思うように動かない奴はいらない、というメッセージにしか

思えなかったのですが。。

 

議論したり、監督に意見を述べたりすればよかったのかもしれない。

むしろ、そうすべきだ、という人もいるだろう。

監督以外はみな同級生なのだから。

でもね、みなさんも会社や組織でそういうことが簡単に思えて

いかに難しいかご存知のはずだ。

 

いじめがエスカレートして最終手段をとる子どもたち。

同じ気がする。なんでその前に言ってくれなかったんだ、と親は思うかもしれない。

言えないんだよね。言ったところで何も変わらない、と子どもは大人に諦めてる。

だって、校長先生はいじめの事実はなかったっていうでしょ?

最終手段に訴える生徒がいるのに、それにまったく気がつかないとしたら、

コーチ以前に人として失格じゃねぇのかな。

マスコミも最悪だけどな。

 

エディがいない日本代表が思いやられる・・・