それが、まんじ。

“それが、だいじ”なのではなく。manjiman brothers bandの個人的な見解。

JAPAN(ラグビー日本代表)に思う不思議な想い。

JAPANはサモアに、まさに完勝した。

いわゆるアンストラクチャー(要は組織プレイより個人プレイ重視みたいなこと)な

お国柄との戦いにJAPANは非常に弱かった。

 

特に足が止まってくる後半20分すぎから、

たて続けに簡単にトライを許してしまうようなシーンを

なんども見てきた。

 

それが、この試合は80分通してほぼ完璧に相手の動きを封じた。

そもそもJAPANの課題は“残り20分”にあった。

負けても「善戦したね」といわれるのは、60分までのこと。

 

あまり語られないけど、2003年、2007年のW杯でも

フランス相手に、スコットランド相手に非常に“善戦した”。

FIJIには勝ちそうだった。

 

それを克服したのが「世界一の練習量」といわれた鬼の合宿。

年間130日超を代表強化に費やした。

これまでになかったことで、それ時点ですでにすごいんだけど、

それが実現できたのはもちろんエディの情熱と目標を遂行するための実行力に尽きる。

そして、それが可能だった環境だったということ。

つまり、日本代表は代表強化に時間を費やせる物理的時間があったということ。

 

どういうことか。

サモア代表を例にとれば、代表選手全員が海外でプレイしている。

トンガもフィジーも同じ。

オセアニアに浮かぶ小国に国内リーグはないのかもしれない。

あるのかもしれないけど知らないだけかもしれない。

 

対する日本は、同じ島国でありながら全員が国内所属チームでプレイしている。

リーチや堀江、山田らスーパーラグビー組も国内リーグが終わってからの参加。

 

いわゆるランキングTOP10のティア1に対抗すべく、

PNCができて、10位くらいから15位くらいを行ったりきたりする

JAPAN、アメリカ、フィジー、トンガ、サモアテストマッチが繰り広げられるけど、

JAPAN以外は正規軍でないケースが多い。

コンタクトの激しいラグビーだから、W杯でもなんでもない戦いで

怪我したら大変だ。

だから若手を送り込んで経験と積ませるという位置付けになってしまっている。

でも、

JAPANが結果を出したことで多分、何かは変わる(はず)。

 

あの強い強いサモアに対し、多くのファンは勝つことが大前提で

「ボーナスポイント取りに行け!」など思ったものである(笑

 

W杯1勝が目標だったころとは大違い。

すごいことだけど、ちょっと怖い・・・マスコミがもっと怖い。。

 

みんな、トップリーグもちゃんと見に来てね。