それが、まんじ。

“それが、だいじ”なのではなく。manjiman brothers bandの個人的な見解。

JOJOは(この記事は一端3部によりますが)なぜ今も胸を激しく打つのか。

 

TOKYO MXの金曜深夜。

ジョジョの奇妙な冒険」は静かに放映されている。

 

私の周りの30代後半の面々は悉く見ている。

先週の物語は、ついにエジプトのDIOの館を突き止めた

ジョースター一行が執事ダービー(弟)を倒し、

ついにヴァニラ・アイスと対峙するところまできた。

 

このあたりの連載は多分、20数年前。90年代初頭。

なぜ今もこうして胸を打つのだろうか。

 

ヴァニラ・アイスとの闘いが

その答えを象徴しているかもしれないです、はい。(ボインゴ風)

 

まず、アブドゥルがあっさり死んでしまう。そう、かなりあっけなく。

それも腕二本を残して、それ以外が暗黒空間に飛んでいってしまう、という

かなりショッキングな最期だった。

当時のジャンプには、男塾も連載されており、

「人は何度死んでも生き返る」という刷り込みをされていたので

かなりショッキングでした。

何が起きたかしばらくわからず、世の読者、中学生だった筆者含め

高熱を発し、しばらく学校を休んだとか。(ホリィ熱)

 

さらに、アブドゥル死の直後、イギーが死んでします。

ふたりはともに「助けない」と誓ったポルナレフを助けて死んだ。

ポルナレフはその死を乗り越えて、強くなる。

圧倒的人気を誇るポルナレフだけど、実際強いのか弱いのか、

結構怪しんでいた読者もいて、でも強くあってほしいというフランス国民の総意を

受け、こういうストーリーになったと思われます、はい。

 

さらに、花京院も殉職してしまう。これもかなりあっさり。

死んだことすら気づいてないんだから、DIO強すぎだよ。

 

こうして日本中の中高生は悲しみを乗り越えて、

ポルナレフとともに強くなった。

だからみな、1度は話した「スタンド使えたら何がいいか?」では、

潔くチャリオッツを選ぶんだ。

 

アレッシーで金儲けしよう(若返り)と考える悪いヤツもいたけどね。

えらくないねぇ、それは。